外国映画で、４人の大人が和やかにテーブルを囲み、トランプゲームに興じている場面をご覧になったことはありませんか？

彼らが楽しんでいるのが「コントラクトブリッジ」。世界で最も知的かつエキサイティングなゲームといわれています。

世界中に約１億人の愛好家がいるといわれ、まさに国境や人種を超えたブリッジ＝架け橋として楽しまれています。

トランプ遊びというと、ババ抜きや七並べのような子供の遊び、あるいはポーカーのようなギャンブル性の高いものを思い浮かべるでしょうが、ブリッジは、ゲームそのものの面白さでも熱中してしまう、そんなゲームなのです。

運の要素は極力排除され、囲碁や将棋の様に技量がものをいいます。

ブリッジの醍醐味は何といっても人間相手であること。テーブルに座った４人が２対２に分かれて戦います。人間相手、しかもペアを組んで遊ぶということが、ブリッジを単なる頭だけのゲームではない、心のかよったゲームにします。

情報を的確に整理し把握する論理性、現代社会の中で改めて見直される社交性、そのどちらも兼ねそろえた知的で優雅な趣味として、ブリッジは今、静かなブームになっています。

​（マネージャ：若杉郁子）